DOR-0103 カラヤン / ボレロ リバース45 for VIP 逆進行レコード

レコード番号&アルバム名

DOR-0103 カラヤン / ボレロ・リバース45 for VIP (逆進行レコード)
カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

ジャケット表-DOR-0103 カラヤン / ボレロ リバース45 for VIP
ジャケット表
ジャケット写真裏-DOR-0103 カラヤン / ボレロ リバース45 for VIP
ジャケット裏
帯表-DOR-0103 カラヤン / ボレロ リバース45 for VIP
帯裏-DOR-0103 カラヤン / ボレロ リバース45 for VIP
帯裏
解説書PDFへのリンクボタン
3.5MB
発表年月
種類
回転数
音源
録音方式
録音日
頒布会
同時発表CD
VIP
45
EMI
原盤
アナログ
1977.1.5-7
*1975.1..4-8
VIP
4th
プロデューサー
ディレクター
Balance Engineer
技術
カッティング
備考
Michel Glotz
Wolfgang GüLich
原 清介
山岸浩司
企画
制作
製造
協力
デザイン
技術解説
DAM
東芝EMI株式会社
東芝EMI (株)デザイン室
竹家鐵平
永井 靖
原 清介
曲目・演奏者
 
カラヤン / ボレロ リバース45 (逆進行) 

SIDE1
1.
ラヴェル:「ボレロ」

SIDE2
1. ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲*

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団


今回導入された新技術・企画
カッティング・データ
 ・世界初!カラヤン・ボレロの逆進行レコード
 ・厚手・重量・フラットディスク
 ・レコードの偏芯を減らすためセンターホールの径を小さい方に設定
 ・プロユース材をもとに改良された
DAM45用・新レコード材を使用
 
TapeRecoder : Studer A-80
DRIVE AMPLIFIER : NEUMANN SAL-74
CUTTING RACE : VMS-70
Quartz Rock Moter
CUTTING HEAD : NEUMANN SX-74
Non Limitter ,Non Equalizer
1981.9.16
東芝EMI(株)御殿場工場
制作にあたって
(発表時、解説書記載のまま)
VIP会員の皆様、日頃、第一家庭電器をご愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
今回は、VIP レコード第4作として、他では手に入らない、非常に珍しい、「逆進行レコード」を制作いたしました。

ところで、皆様は、レコードをお聴きになる時、レコードの内周で音が汚くなったり、時にはビリついてしまう等ということを経験されたことがあることと思います。
これは、レコードが外側から内側に進行していくために、大なり小なり発生する、避けきれない、いわばレコードの宿命といえるものです。

外側から内側にカートリッジが進行していく際、カートリッジと溝との相対速度は、内側に行く従って、段々遅くなっていきます。
その結果、外側から内側に行くに従って高域が再生されにくくなったり、歪が増加したりするわけです。

ところで、クラシック音楽の場合、曲の終結部は、概ねクライマツクスということで、大音量で終ることが多く、ただでさえ、レコードの内側では歪みやすいところに、大きな音が入ってくるわけですから、レコードを制作する時の苦労は、並大抵のものではありません。
勿論、その点をカバーするための色々な技術が開発されているのですが、最善の方法は、なるべく内側までレコードの溝がこないようにカッティングする、ということのようです。

それでは、いっそのこと今迄とは逆に、内側から外側にカートリッジが逆進行していけば、そんな問題が解決されるのではないか、ということで、チャレンジしたのが、この「逆進行レコード」です。

曲目として選んだ、ラヴェルの「ボレロ」は小太鼓とフルートの、聴こえるか聴こえないかの非常に小さな音で曲が始まり、徐々に音量を増して、最後には、全オーケストラの総奏による壮麗なクライマックスを迎えるという、逆進行レコードの実験のためには、お誂え向きの曲といえるでしょう。
そのラヴェルの「ボレロ」を、この秋、8 度目の来日をするカラヤンとベルリン・フィルの名演でお聴きください。

裏面には、「ボレロ」ほど 、逆進行レコードにピッタリというわけではないのですが、ヨハン・シュトラウスの「こうもり」序曲をカップリングいたしました。

逆進行レコードは、本年夏、某レコード会社の新人歌手のデモ用レコードとして、ごく少量生産されただけで、一般の方の手に渡るのは、このレコードが初めてと思われます。
技術的には、まだ未解決な部分もあるのですが、今回は、オーデイオ・マニアの皆様へ話題提供ということで、制作した次第です。

カラヤン〜ベルリン・フィルによる、逆進行45回転、厚手・フラット・ディスクというDAM ならではのユニークなレコードを、マニアの皆様のレコード・ライプラリーに加えていただければ幸いです。

今後とも、VIP会員の皆様に喜こんでいただける、ユニークなソフトの開発に努カいたしますので、御支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

DAM推進員会

*ご注意このレコードは内側から針を降してお聴き下さい。
*内側にカートリッジをおろす時にアームリフターなどを使い、慎重にしてください。
*リニアトラッキングでは使用できません。

*敬称は省略させていただきます。
*回転数の「33」は33 1/3回転の略です。

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