DAMについて マニアを追い越せ!大作戦 スーパーアナログ 第一家電

DAM45についてタイトル
 
1975〜1990年代、日本のスーパー・アナログ・ディスクの一角をになったと自負している
DAMのスーパー・アナログ・シリーズは全72タイトル。
そのタイトルごとの詳細と、ご協力頂いた各製造メーカー様の技術向上の歴史を
貴重な資料としてWEBに掲載して、後世に記録を残したいということで、
発表当時の旧DAMPCメンバーの下記3人が集まり、
DAM45の資料情報サイトを、個人のボランティア活動として公開することになりました。


目次
各項目をクリックしてください。
マウスを文字の上に持っていくと、リンクがあれば赤く反転します。
 1.「 DAM」と「DAMPC」の説明
(1)DAMとは
(2)DAMPCとは-----  DAM推進委員会(DAM Promotion Committee)
(3)DAMレコード  (1975年11月〜1990年11月) DOR0001〜DOR0174  *欠番3枚
(4)DAMレコード総タイトル数 100タイトル  --- DAM45を含む、DORナンバーのレコード
                          (DOR0001~174)
 2. DAM45と、その誕生の経緯
(1)DAM45とは
(2)DAMオリジナル録音とは
(3)DAM45誕生までのいきさつ
(4)DAM45誕生につながる筆者の個人的エピソード
 3. DAM45が、マスター・テープにできるだけ近似することを目標にしている理由
(1)カッティングの立ち会いメンバーと、マスターテープ、ラッカー盤の凄さに唖然!
(2)DAM45のストレート・カッティングへのこだわり
(3)カッティング用送りだしテープレコーダーに、録音時と同じものを使いたい!
(4)マスターテープとサブ・マスターテープについて
(5)DAM45は、何故カッティング・レベルにこだわるのか?
(6)カッティング時のモニターシステム
(7)正式カッティング後のラッカーマスターの処理
(8)テスト盤の判定
(9)頒布会リーフレット掲載原稿のための試聴 (対象全機種を1日で岩瀬氏が試聴・原稿用メモ)
 4. DAM45(スタート時)物理特性アップのための基本コンセプト
(1) 全体の周波数特性を上げるため、33回転ではなく、45回転にすること。
   (かなり昔、東芝エンジェル・レーベルでシベリウスの交響詩 を入れた45回転レコードを発売。
   私はそれを聴いてとても素直な音と感じていました。)
(2) 針飛びがあっても、東芝EMIにはクレームを持ち込まないようにするので、
   可能な限りハイレベルでカッティングして欲しいこと。
   (市販レコードは、当時5,000円程度の免税プレーヤーでも針飛びしないようにするため、
   カッティングレベルを下げたりコンプレサーをかけたりする ことがあったようです。)
(3)内周での歪みを下げたいので、最内周まではカッティングしないこと。
   そのため一面の収録時間は10分前後とする。
(4)盤質による、ノイズやソリ、偏芯、共振はできるだけ低減して欲しいこと。
 5. DAM45の選曲方針とアルバム全体に関するこだわり
(1)会員向けのカートリッジ頒布会 (キャンペーン名称「マニアを追い越せ!大作戦」)のお客様への
   試聴用テストレコードとして非売品の頒布品ですが、オーディオ的に高品位であること。
(2) 市販品では入手が難しい、オリジナリティが高いものであること。
(3)年に2回、夏、冬の頒布会(マニアを追い越せ!大作戦)時期に合わせて、
   各回2タイトルずつリリースする。(VIPも含めると年間5タイトル)
   音楽ジャンルは、オーディオ・チェックに最適なクラシック系1タイトル
   ポップス・ジャズなど1タイトル。
(4)音楽の選択基準は、「曲が親しみやすいこと、できれば有名であること」、「名演奏であること」
   「録音が良いこと」。
(5)レコード会社の原盤を使用するときは、録音の良いマスター・テープを選び、
   できるだけマスター・テープのレベルに近づける。
    *カッティング時のラッカー盤の試聴の結果、EQを使うことなく
     ストレート・カッティングすることが多かった。
(6)新技術を積極的にとりあげ、レコードの品質向上を心がけること。
(7) 両面カラージャケット、解説書共にレコード内容にあった高品位な仕上げで永久保存仕様とする。
    録音情報、スタッフ名、機材と配置等、可能な限り詳細に記載する。
    特にカッティング担当者と使用機材、カッティングデーターも明記。
(8)帯もゴールド又はシルバーの特色インキ使用。10cm幅で両面使用。新技術等を明記。
   ビニール袋も、プロユース・シリーズのスタイルと同じ、余裕サイズで密閉。
   *さすがに最初の発売から40年を経た現在、密封ビニール袋の余裕は少なくなりましたが
    2015年現在でもまだレコードには負荷をかけていません。
(9) 頒布会対象のカーリッジであれば、価格に関係なく最低1タイトルは一緒にお渡しするので、
   そのレコードで対象カートリジを使用した場合の音質の傾向をリーフレットに明記。
   会員のオーディオ・ライフの参考としていただく。
   万一対象カートリッジでトレースが難しい場合、その旨明記する。
   → 15年間、この点での会員からのクレームはありませんでした。
(10) DAMオリジナル録音の場合、可能であれば、会員がその録音現場に参加できるよう心がける。
    → 12タイトルで実現しました。
 6. DAM45の収録曲の選曲から完成まで。
   (一部、カッティングなど内容的に重複する部分もありますが、流れを追って、時系列で見てみます。)
(1)日頃の情報収集
(2)収録曲が決まるまで
(3-1)DAMオリジナル録音が決まるまで
(3-2)DAMオリジナル録音 打ち合わせ → 録音当日 → トラックダウン
(4)カッティング (御殿場、赤坂本社、スタジオテラ、川口工場)
   *DAMPCの岩瀬氏と筆者は、DOR0004〜164まで東芝EMI全てのカッティングに立会っています。
(5)テスト盤の判定 → 製造へ
 7. 25年も経た今、<Super Analogue DAM45> サイトを公開するわけ
 8. ファミリー向けカラオケ・レコードのパイオニア 第一家電DAMカラオケ・シリーズ
(1)DAMカラオケシリーズ登場の背景
(2)DAM45との関係
(3)DAMカラオケレコードから、カセット、CD、
   そして映像のVHD、レーザーディスクへのカラオケの発展
 9. 本サイトを閲覧される方へのお願い

 1. DAM45のジャズポップス担当としての発行アルバムについて
 2. 筆者の第一家電入社後のオーディオ担当者〜DAC店長としての個人的エピソード

 

第一家庭電器と、そのオーディオ販売の概要

 1. 第一家庭電器と、そのオーディオ販売の概要

 

*一部、敬称は省略させていただきました。33 1/3回転は33回転と略します。                          この頁の最初に戻る


  
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