DOR0086 弘田三枝子 76/45
レコード番号&アルバム名DOR0086 弘田三枝子 76/45
ジャケット表
ジャケット裏 帯表 帯裏
発表年月 種類 回転数 音源 録音方式 頒布会 オーディオ
チェック 45 DAM
オリジナル録音 アナログ
24ch
マルチダイレクト
76cm/sec
デジタル プロデューサー ディレクター ミキサー 技術 カッティング メンテナンス 小山正敏 重美 博 渡部喜久
藤田厚生(Assist.) 小林光晴 伊藤 勲 企画 制作 製造 制作協力 デザイン 技術解説 第一家庭電器
DAM 東芝EMI株式会社 小沢音楽事務所
波多健二(カメラ)
板垣 驥
押山正道 渡部喜久
原 清介 曲目・演奏者
SIDE 1 SIDE 2 I .ユー・アー・ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ
S.Wonder 鈴木宏昌 編曲2. フライング・ホーム
Goodman-Hampton-Robin 直居隆雄 編曲3. ジョジョ
D.Foster-D.Lasley+B.Scaggs 直居隆雄 編曲
B-1 いそしぎ
P.Webster-J.Mandel 直居隆雄 編曲B-2 マイ・ファニー・バレンタイン
R.Rogers-L.Hart 直居隆雄 編曲B-3 マイ・ラヴ
P.McCartney 鈴木宏昌 編曲)
■歌 / 弘田三枝子
■ 編曲 鈴木宏昌 A-1, B-3
直居隆雄 A-2,3 B-1,2
A - I ユー・アー・ザ・サンシャイン・オブ・マイ・ライフ
(鈴木宏昌 編曲)
(76cm/sec 24ch D.C.)Drs. 渡嘉敷祐一
EG. 松木恒秀
EB. 岡沢 章
EPf. 鈴木宏昌
LPC. 納見義徳
Trp.x 2 羽鳥幸次、白山文男
Trb. 新井英治
T.Sax Jake I コンセプションA-2 フライング・ホーム
(直居隆雄 編曲)
(76cm/sec 24ch)Drs. 武田光司
CB. 高水健司
Pf. 鈴木宏昌
EG. 直居隆雄
Sax. 村岡 建A-3 ジョジョ
(直居隆雄 編曲)
(ダビング76cm/sec 24ch)Drs. 富樫春男
EB. 大仏健二
(DB) EG. 直居隆雄
(DB) KB. 富樫春生
PC. 納見義徳
Trp. 数原 晋
Trb. 三国治美
(DB) Cho. ギャル
B-1 いそしぎ (直居隆雄 編曲)
(デジタル)Drs. 武田光司
CB.高水健司
Pf. 鈴木宏昌
G. 直居隆雄
Elgh. 村岡 建B-2 マイ・ファニー・バレンタイン(直居隆雄 編曲)
(76cm/sec 24ch)Drs. 武田光司
CB.高水健司
Pf. 鈴木宏昌
G. 直居隆雄
Flg. 数原 晋
strings 加藤アンサンブルB-3 マイ・ラヴ (鈴木宏昌 編曲)
(76cm/sec 24ch)Drs. 渡嘉敷祐一
EB. 岡沢 章
EG. 松木恒秀
EPf. 鈴木宏昌
FI. Jake, 相馬允
Strings トマト・ストリングス
東芝EMI 第一スタジオ
1980.9.23-24
今回導入された新技術・企画 カッティング・データ
・ジャズ・ロック・ポップス・フュージョンまで、幅広いジャンルを
実力派シンガー弘田三枝子さんが熱唱。
・76cm24チャンネル・マルチ・ダイレクトカッティングに挑戦。
76cm2チャンネル・カッティング・マスター
デジタル・マスター、3方式でカッティング。
・クォーツロックDDモーターカッティングマシン
・厚手・重量・マスタープレス
・密着性の良いフラットディスク初採用。
ターンテーブル・マットとの密着性を改善し、共振によるレコードとマット
の間に起きるリアクションを緩和。その結果中域から低域にかけての分解能
を一段とクリアーにする。そのナチュラルな響きは、よりオリジナルに近い
再現が可能。
・レコードの偏芯を減らすためセンターホール径を小さい方に設定
・プロユース材をもとに改良されたDAM45用・新レコード材を使用
TapeRecorder : Studer A80MKII
U-Matic
DRIVE AMPLIFIER : NEUMANN SAL-74
CUTTING RACE : VMS-80
Quartz Rock Motar
CUTTING HEAD : NEUMANN SX-74
Diamond Catting Stylus
1980.10.3
東芝EMI(株)赤坂 制作にあたって
(発表時、解説書記載のまま)
日頃は第一家庭電器をご愛顧頂きまして誠にありがとううございます。
皆様にささえられて、DAMオリジナル録音も第8 作目となりました。今回はジャズやポップスそしてソウル・ミユージックまで、確かな歌唱力とスケール感抜群の実力派シンガー
弘田三枝子さんの登場です。
弘田さんは最近、日本だけではなくジャズの本場米国でもトップ・アーテイストとの共演盤を創作して高い評価をえています。選曲にあたっては、弘田さんのはば広いレパートリーの中から、弘田三枝子さん、そして今回アレンジを担当していただいた直居さん、それとスタッフ一同が集って、弘田さんの持味を充分に活かしながら、オーディオ・チェックのしやすさと、楽しんで何度も聴いていただける内容という点を考えて、得意なジャズのスタンダードやスティービー・ワンダーのヒット曲、ウイングスのロックやなつかしのスクリーン・ミュージック、そして弘田さんの希望で今もっとも新しいフュージョンからボズースキャッグスの「jojo」 とバラエティに富んだ構成でどなたにも楽しんでいただける内容にしたつもりです。
またアレンジも、ギター奏者でおなじみの直居さんとキーボード奏者として有名なコルゲンさんこと鈴木宏昌さんに、それぞれすばらしい味つけをしていただきましたので、アレンジのおもしろさも楽しんでいただければと思います。
録音はダビングをおこなった「jojo」をのぞいてアナログ "76cm/sec 24チャンネル・マルチ" 録音とデジタル録音を同時におこない、聴き比べた結果、「いそしぎ」はクリアーで美しくしあがった、デジタル録音を採用し、それ以外はアナログ録音が、それぞれの曲によりふさわしいということになりました。
今回は今まで一度も制作したことがなかった "マルチ(76cm/sec 24チャンネル) よりダイレクト・カッティング " という新しい試みを、ミキサーの渡部氏にお願いして挑戦していただき、みごとに成功いたしました。
"76cm/sec 24チャンネル・マルチ"のデッキからコンソールでミックスダウンしたものを、そのままカッティングをおこなう方式で、クリアで抜群のS / N 比の良さを楽しんでいただければと思います。
今までDAMの録音は同時録音をすべておこなってきましたが、「jojo」、「Flying home」はアレンジのおもしろさを重視して初めてダビング録音もおこないましたので、同録とちがうた雰間気を聴きくらべて下さい。
バックの演奏も出来る限りアコースティック楽器を使用して、音の立上りや透明度を大切にしたつもりです。
管楽器の張りや輝き、弦楽器のふくらみなどオーディオ・チェック・ポイントはたくさんあると思いますが、なんと言っても弘田さんのボーカルです。低域の厚みのある豊かな声量と抜群のパンチカある歌声など、並の歌手ではえられない声の良さを味わみて下さい。またディスクには従来からのグルーブガード付ディスクよりターンテーブルとの密着性を大幅にアップした全面平らなフラット・ディスクを採用し最新プレス技術も駆使しました。
なおこのアルバムの制作にあたり関係各位の皆様に多大なご協力をいただきましたことを心よりお礼申し上げます。
最後にこのレコードが会員の皆様の愛聴盤の一枚に加えていただき、末永くオーディオ・チェックにもご使用いただければ、幸いです。DAM推進委員会
*敬称は省略させていただきます。
*回転数の「33」は33 1/3回転の略です。