DOR0140-1 ミュンシュ / ブラームス 交響曲第一番 /シャルル・ミュンシュ指揮 パリ管弦楽団 Super Analogue Disk DAM45
レコード番号&アルバム名DOR0140-1 ミュンシュ / ブラームス 交響曲第一番 Super Analogue Disk DAM45
シャルル・ミュンシュ指揮 パリ管弦楽団
ジャケット表
ジャケット裏
帯 ー
発表年月 種類 回転数 音源 録音方式 録音日 頒布会 同時発表CD VIP 45 EMI
原盤 アナログ録音 1968.1
VIP
8th ー プロデューサー ディレクター Balance Engineer 技術 カッティング 備考 RENÉ CHALLAN PAUL VAVASSEUR 原 清介
山岸浩司 企画 制作 製造 協力 デザイン 技術解説 第一家庭電器株式会社 東芝EMI株式会社 東芝EMI(株)デザイン室
竹家鐵平
永井 靖 原 清介 曲目・演奏者
CHARLES MUNCH
BRAHMS /SYMPHONY NO.1
SYMPHONY NO.l IN C MINOR, OP.68 (J. Brahms)
SIDE 1 : 1st Movement : Un poco sostenuto-Allegro (14'38")
第1楽章・ウン・ポコ・ソステヌートーアレグロ
SIDE 2 : 2nd Movement : Andante sostenuto (9'46")
第2楽章アンダンテ・ソステヌート
SIDE 3 : 1) 3rd Movement: Un poco allegretto e grazioso (5'01)
第3楽章・ウン・ポコ・アレグレット・エ・グラチオーソ
2) 4th Movement(Beginning) : Adagio-Piúandante (5' 55)
第4 楽章(始まりから-)アダージオーピウ・アンダンテ
SIDE 4 : 4th Movement(Conc/usion) : Allegro non troppo ma con brio (12'19")
第4 楽章(終わりまで) アレグロ・ノン・トロッポ・マ・コン・プリオ
指揮 : シャルル・ミュンシュ
パリ管弦楽団
1968.1.8 &12
SALLE WAGRAM
今回導入された新技術・企画 カッティング・データ・ミュンシュの遺した最後の録音の一枚!数ある名盤の中でも超一級の名盤
・白熱の名演をマスター・テープに忠実に、VIP初2枚組スーパー・アナログ
ディスク化。
・厚手・重量・フラットディスク。
・レコードの偏芯を減らすためセンターホールの径を小さい方に設定
・プロユース材をもとに改良されたDAM45用・新レコード材を使用
・愛蔵家ナンバー入り・初出ジャケットデザインの永久保存盤。
Tape Recorder : Neumann MT-75
Drive Amplifier : NEUMANN SAL74
CUTTING RACE : NEUMANN VMS-70
Quartz Rock Moter
CUTTING HEAD : NEUMANN SX-74
NON LIMTTER , NON EQUALIZER
1986.1.29
東芝EMI(株)御殿場 制作にあたって
(発表時、解説書記載のまま)
日頃は第一家庭電器をご愛顧賜わり、又この度はVIP メイト会員」を継続いただき、誠にありがとうございます。
当社のオーディオ会員システムは、ベーシックな「テープ・メイ卜会員」、その発展タイプの「テープ・メイト特別会員」、そしてコンポーネン卜を中心にビジュアルを加えたVIP メイトJ の3 種類ですが、今春は、その「テープ・メイ卜」が10周年を迎えることができました。
これも偏に会員の皆様の変わらぬご支援の賜と、心から感謝申し上げます。
「VIP メイト」は、コンポーネン卜を中心とした当社オーディオ最高位の会員システム「VIP メンバーズ」として8 年前にスター卜し、その後「VIPメイ卜」への変更を経て、昨年、CD ・LD・VHD ・ソフト専門店「AVソフトピア」の開店を機に、ニューメディアを含めた新会員システムとしてフレッシュ・アップさせていただきました。
そして今回から、従来の愛蔵家No. 入スーパー・アナログ・ディスク「VIP45」に加えて、デジタル録音による「VIP ・CD」も制作し、会員の皆様にいずれかお好きな方を選んでいただくことになりました。
ところで、CD の普及に伴ってクラシックの最新録音はその殆んどがデジタルになってしまいましたが、そんな中で「 DAM 45」 用のアナログ録音は、希少価値といえましょう。更に、アナログ録音の名盤が次々とCD化されています。しかしDAM ソフト制作上の経験によると、アナログ名盤については、CD 化するよりもむしろ余裕のあるカッティングと最新技術やノウハウを駆使して製盤したスーパー・アナログ・ディスクの方が、アナログ・マスター・テープに忠実であるように思われます。
過去VIP45 は、"逆進行レコード"、"220 g 世界最高重量レコード"他、数々のオーディオ的なチャレンジをしてきましたが、スーパー・アナログ・ディスク自体が珍しくなってしまった現在、DAMとしては限りない可能性を秘めたVIP45 で、芸術遺産というべき巨匠のアナログ名録音を取り上げることが、むしろ意義のあることではないかと思います。
幸い、DAM45 ・2 枚組の「ミュンシュ◎ 幻想交響曲」「クリュイタンス ◎ ボレロ」はいずれも会員の皆様から予想をはるかに越える評価をいただきましたが、今回のVIP45初の2枚組 として前2作に勝るとも劣らないEMI 原盤の中でも屈指の名録音であるミュンシュ指揮/パリ管弦楽団による「ブラームスの交響曲第1番」を選びました。
これは、先の「幻想交響曲」の翌1968年1月の録音で、ミュンシュ最後の録音の中の一枚となってしまいましたが、ミュンシュの遣した最高の名演という評価を現在でも保ち続け、数あるブラームスの交響曲 第1番のレコードの中でも超一級の名盤といって間違いのないものです。
18年前の録音ということもあって、テープヒス、高域の伸びや透明感等やや気になる点もありますが、マスター・テープのナチュラルかつ圧倒的なエネルギー感を損わないよう、カッティングに際しては、DAM45のポリシィ通り、イコライザーやリミッターは一切使用せず、各楽章とも余裕をもってハイレベル・カッテイングし、その後の製盤工程も細心の注意を払ってマスター・テープに極力近づくよう心がけました。
ただ第4 楽章が18分以上で、45回転ディスクの理想的な時間を越えてしまうので、やむを得ず、第3 楽章と第4 楽章の序奏を第3面、第4楽章の主部以降を第4面とさせていただきました点、御了承ください。
この2枚組スーパー・アナログ・ディスクにより、従来の33回転 (1枚)のレコードと比べ、ダイナミックレンジが広がり、情報量が大巾にアップして、第1楽章冒頭から、ミュンシュ〜パリ管の雄渾でスケールの大きい熱演が一層リアルに際だってお聴きいただけることと思います。
本アルバム作成にあたっては、ジャケットも発売当初にできるだけ近づけることとし、カッティングから製盤に至るまで東芝EMI (株)スタッフの絶大なご協力のもとに、永久保存盤「ミュンシュ◎ブラームス交響曲第1番」 VIP45 ・2枚組が完成した次第です。
ここに、東芝EMI (株)スタッフに厚くお礼申し上げます。
今後、DAM といたしましても、アナログ、デジタル等方式を問わず、より良い音楽ソフトをお届けするべく更に一層の努力をする所存ですので、今後とも皆様のご支媛のほど、よろしくお願い申し上げます。DAM 推進委員会
*敬称は省略させていただきます。
*回転数の「33」は33 1/3回転の略です。