DOR0152-3 オイストラッフ/セル/ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ダヴィッド・オイストラッフ(ヴァイオリン) ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団 Super Analogue Disk

レコード番号&アルバム名

DOR0152-3 オイストラッフ / セル / ブラームス:ヴァイオリン協奏曲  Super Analogue Disk DAM45
ダヴィッド・オイストラッフ
(ヴァイオリン) ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団

ジャケット表-DOR0152-3 オイストラッフ / セル / ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ダヴィッド・オイストラッフ(ヴァイオリン) ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団 Super Analogue Disk
ジャケット表
ジャケット写真裏-DOR0152-3 オイストラッフ / セル / ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ダヴィッド・オイストラッフ(ヴァイオリン) ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団 Super Analogue Disk
ジャケット裏
帯表-DOR0152-3 オイストラッフ / セル / ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ダヴィッド・オイストラッフ(ヴァイオリン) ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団 Super Analogue Disk

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2.1MB
発表年月
種類
回転数
音源
録音方式
録音日
頒布会
同時発表CD
オーディオ
チェック
45
2枚組
EMI
原盤
アナログ録音
1969.5.13-14
セヴェランス・ホール
クリーヴランド
プロデューサー
ディレクター
Balance Engineer
技術
カッティング
備考
ピーター・アンドリー
原 清介
林 力
企画
制作
製造
制作協力
デザイン
技術解説
第一家庭電器株式会社
東芝EMI株式会社
(株)サンデュエット
(株)グラバー企画
原 清介
曲目・演奏者
 
David Oistrakh
George Szell
The Cleveland Orchestra
BRAHMS / Violin Concerto in D 


Violin Concerto in D , OP.77 (J. Brahms)
 
Side 1
1st Movement:Allegro non troppo
(Part 1) 10'07"

Side 2
1st Movement:Allegro non troppo (Conclusion) 12'39"

Side 3
2nd Movement:Adagio
 9'23"

Side 4
3rd Movement:Allegro giocoso
 8'26"
 

ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
ダヴィッド・オイストラッフ(ヴァイオリン)
指揮 : ジョージ・セル
クリーヴランド管弦楽団


今回導入された新技術・企画
カッティング・データ
 ・DAMクラッシック初の協奏曲はオイストラッフ/セルのブラームス超名盤
 ・歴史に残る名演をマスター・テープに忠実に、2枚組スーパー・アナログ
  ディスク化。
 ・STUDER A-80に、米SAKI社の特注再生ヘッドを使用。
 ・厚手・重量・フラットディスク。
 ・レコードの偏芯を減らすためセンターホールの径を小さい方に設定
 ・プロユース材をもとに改良された
DAM45用・新レコード材を使用
 ・初出ジャケットデザインの永久保存盤。
 
Tape Recorder : STUDER A-80
Drive Amplifier :
NEUMANN SAL74B
CUTTING RACE : NEUMANN VMS-70
Quartz Rock Moter
Diamond Cutting Stylus
CUTTING HEAD : NEUMANN SX-74
NON LIMTTER , NON EQUALIZER
1987.9.3
東芝EMI(株)御殿場
制作にあたって
(発表時、解説書記載のまま)
 DAM 会員の皆線、日頃のこ愛顧、誠にありがとうございます。
第27回頒布会も、全国の皆様から熱烈なご支持をいただき、更に一層スーパー・アナログでのDAM の使命を痛感しております。
 今回は2年振りのEMI原盤によるクラシック名盤シリーズです。過去、DAM45で、協奏曲を取りあげたことはありませんが、その待望の協奏曲の第一弾として、1974年に65才で惜しまれて世を去った、ヴァイオリンの巨匠ダヴィッド・オイストラッフの名盤中の名盤、ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団との共演による、ブラームスのヴァイオリン協奏曲を選びました。その他、EMIに遺された、オイストラッフのステレオ録音としては、クリュイタンスとのベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲や、クレンペラーとの1960年録音のブラームスのヴァイオリ ン協奏曲等がいずれ劣らぬ名演として候補に上がりましたが、マスター・テープを試聴した結果、他に比ベ大変録音の優れていた、セルとの共演のブラームスを取り上げた次第です。(なお、期せずして、東芝EMI から10月10日に、オ
イストラッフの 初CD として、上記クレンペラーとのブラームス・ヴァイオリン協奏曲が発売されますが、これはイギリスでのクレンペラーの根強い人気のため、EMI 本社があえて録音の古い方をCD化したものと思われます。)
 
 アイザック・スターン、ナタン・ミルシティンと同じ、ロシア生まれのヴァイオリニストの中で、オイストラッフは、祖国ソヴィエトにとどまったわけですが、その豊麗な音色と男性的でスケールの大きな演奏は、世界中の音楽愛好家から親しまれ、又、各レコード会社に遺された、おびただしい録音からも、その繁晴らしさを偲ぶことが出来ます。
 
 指揮者のジョージ・セルは、ハンガリーで生まれ、後にアメリカに渡り、二流オーケストラであった、クリーヴランド管弦楽団を、徹底的にトレーニングし、超一流のオーケストラに育てあげ、精微なアンサンプルと、ヨーロッパ的な響きで "セルの楽器" といわれた程です。
 
 このレコードは、1969年5月クリーヴランドのセヴェランス・ホールで録音され、翌1970年セル~クリーヴランド管弦楽団は初来日したのですが、その2ヵ月後、セルは急逝 (74才)いたしました。
 
 ところで、ブラームスの作品は、「交響曲第1番」 を、ミュンシユ〜パリ管の演奏で、V I P45に取り上げましたが、この「ヴァイオリン協奏曲」 も、「交響曲第1番」 同様、ベートーヴェンの影響を色濃くうけ、シンフォニックでスケールの大きな作品です。今は亡き巨匠、オイストラッフとセルの最晩年の円熟の極地ともいうべき名演、名録音はレコード史上、不滅の名盤といっても過言ではないでしょう。
 
 ところで、最近、キングレコードのスーパー・アナログ・シリーズが好調な売行とか、又、シェフィールドのモスクワ録音シリーズ等、久しぶりにアナログ・レコードが話題になり雑誌等で評判になっていることは御存知かと患います。アナログ録音の優秀性を一貫して主張してきたDAM としては、いささか遅きに失した感も無きにしもあらずですが、これを機会に、メジャー・レーベルが人類の遺産ともいえる往年のアナログ名盤を、厚化粧してCD化するだけではなく、アナログ・マスター・テープに忠実にアナログ・レコード化して、適切な価格で販売していただけないものかと思いますが、如何なものでしょうか……。

 今回のスーパー・アナログ化にあたっては、東芝EMI ・御殿場工場技術陣の絶大な協力を得て、カッティング時の送り出しテレコ・ステューダーA80の再生ヘッドとを、新たにアメリカのSAKI社に特注した再生ヘッドとを、ラッカー盤にカッティングした状態で聴き比べ、分解能の良さと、クリアーな音質という点で、今回は特注ヘッド(米国SAKI社製)を採用いたしました。
又、カッティング系の線材その他、徹底的にクオリティ・アップを計り、ノンイコライザー、ノンリミッターでハイレベル・ストレート・カッテイングをいたしました。なお45回転LP は、1面で12分以内を理想とするため、22分を要する第1楽章は、2面にまたがってしまいましたが、悪しからずご了承ください。
又、内周歪を滅らすため、なるべく内周に入らないようカッティングしています。
 

 その後も、最新のメッキ技術、プレス技術等、新たに数々のノウハウを取り入れ、より完成度の高いスーパー・アナログ・ディスクを目ざし努力しています。
 なにぶん、古い録音で、テープ・ヒス等も少くありませんし、演奏雑音やマスター・テープのバラつきもややあります。
 しかし微妙な雰屈気や、演奏の熱気、気配等が18年の歳月を超越して、リアルにそしてバランス良く再現される、スーパー・アナログ・ディスクの素晴らしさを味わっていただけることと思います。
  
 なお、アルバムの制作にあたり、ジャケットも発売当初のものに近づけることとし、又、オイストラッフとセルの写真を解説に多数掲載し、永久保存盤としてふさわしい豪華なものとして完成いたしましたが、東芝EMI (株)及び関係スタッフ各位に、絶大なご協力をいただいたことを、厚くお礼申し上げます。
 
 最後に、来年の当社30周年にむけて、更にビッグな記念、レコーデイングが進行中ですので、ご期待ください。今後もDAMの会員の皆様に少しでもお役にたてるよう一層の努力をする所存ですので、皆様のご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

DAM推進委員会

*敬称は省略させていただきます。
*回転数の「33」は33 1/3回転の略です。

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