DOR0151 SIR DUKE/SUMMERTIME 76/45 ジョン・海山ネプチューン(尺八) Paula Desmond (Vo) Super Analogue Disk DAM45 by DAMPC
レコード番号&アルバム名DOR0151 SIR DUKE/SUMMERTIME 76/45 Super Analogue Disk DAM45
ジョン・海山ネプチューン(尺八) Paula Desmond (Vo)
ジャケット表
ジャケット裏 帯表 帯裏
発表年月 種類 回転数 音源 録音方式 頒布会 オーディオ
チェック 45 DAM
オリジナル録音 76cm/sec.
2インチ幅24chアナログ &
32ch デジタルマルチCh.録音 総合プロデューサー プロデューサー
ディレクター レコーディング
エンジニア カッティング 小山正敏 里見誠司 渡部喜久 原 清介
林 力 企画・ 制作 製造 制作協力 デザイン 技術解説 DAM推進委員会
東芝EMI株式会社 (株)サンデュエット フォトグラファー 伊藤 隆
(株)グラバー企画 小林 貢
原 清介 曲目・演奏者
SIR DUKE / SUMMERTIME
John Kajzan Neptune & Paula Desmond Side 11 Summertime / サマー・タイム*(4:33)
(作詞:デユ・ボース・へイワード、作曲:ジョージ・ガーシユウィン、編曲:J.K.ネプチューン)
2 Sir Duke / サー・デユーク、"愛するデユーク"*(3:37)
(作詞&作曲:スティービー・ワンダー、編曲:直居隆雄)
3 Georgia on my mind / ジョージア・オン・マイ・マインド "我が心のジョージア"* (4:49)
(作詞:スチュアート・ゴーレル、作曲:ホーギー・カーマイケル、編曲:直居隆雄)Side 2
1 Till there was you / ティル・ゼア・ヲズ・ユー (3:25)
(作曲: メレディス・ウィルソン、編曲:J.K.ネプチューン)
2 Manha do camaval & Samba de 0rfeu / カーニヴァルの朝&サンバ・デ・オルフェ (5:35)
(作曲:ルイス・ボンフア、編曲:直居隆雄)
3 My favourite things / マイ・フェイヴァリト・シングズ "私のお気に入り" (4: 15)
(作曲:リチヤード・ロヂャース、編曲:直居隆雄)
ジョン海山ネプチューン (尺八)
ポーラ・デスモンド*(ボーカル)
直居隆雄 (編曲・ギター)、浜田均 (マリンバ、ヴァイブラフォーン)
長谷川清司(ドラムス)、納見義徳 (ラテン・パーカッション)
二村希一(ピアノ)、高尾幸宏(ダブル・ベース)
数原 晋(Tp)、上野雅憲(Tp)、西山健治(Tb)
JAKE H. CONCEPTION (A.Sax)
篠崎正嗣グループ (ストリング・セクション) 録音場所・日時
東芝EMI 第一スタジオ
1987年5月11〜14&16日
今回導入された新技術・企画 カッティング・データ
・久々のジャズ・ポップスのスタンダード曲集
・ジョン海山さん、直居隆雄さん の編曲&演奏、
実力派ポーラ・デスモンドさんのボーカル。
・ボーカルが入った3曲は同時録音。
・ボーカル曲とTill there was yoyの4曲はSTUDER A800アナログ24ch
で録音。残り2曲は、三菱X800-32chデジタルマルチから
アナログ・トランスファー。1/2インチ・76cm/sec.
・A面は、ハーフスピードカッティング。
B面は、通常スピードカッティング。
・永年DAMの録音でお世話になった第一スタジオでの最後の録音。
・レコードの偏芯を減らすためセンターホール径を小さい方に設定
・厚手・重量。フラットディスク
・プロユース材をもとに改良されたDAM45用・新レコード材を使用
TapeRecorder : Studer A80(1/2インチ 76cm/sec. 2ch)
DRIVE AMPLIFIER : NEUMANN SAL-74B
CUTTING RACE : VMS-70
Quartz Rock Motar
ハーフカッティング(A面)、ノーマルカッティング(B面)
CUTTING HEAD : NEUMANN SX-74
Diamond Catting Stylus
Non Limitter Non Equalizer
1987.9.3
東芝EMI(株)御殿場
制作にあたって
(発表時、解説書記載のまま)
DAM会員の皆様、日頃のご愛顧誠にありがとうございます。「マニアを追い越せ/大作戦」も会員の皆様の御支援で第28回目を迎えることが出来ました事を厚くお礼し申し上げます。
さてDAM45オーデイオ・チェック・シリーズの中でDAMオリジナル録音としては久々に、ジャズ・ポップスのスタンダード曲集を制作いたしました。
選曲にあたっては極力幅広く変化にとんだナンバーを選ぶよう心がけ、Jazz のスタンダードはもちろんの事、ポップスやバラードそしてロック調のものから、有名なミュージカルやスクリーン・ミュージックまで作曲者や年代にとらわれる事なく親しまれる曲、聴いて楽しくなる曲を中心に選曲しました。
アレンジャーとしては「弘田三枝子76/45J (DOR0086) や「伊藤咲子・中原めいこ76/45」 ( DOROI I7)で音楽的にも楽しく、オーディオ的にも魅力あるアレンジをしていただいた、直居隆雄さんと、S. 57年に「ジョン・海山・ネプチューン・デジタル45」で登場しオーディオチェツクに向いたダイナミックな尺八の演奏とオリジナル曲を聴かせてくれた、アメリ力人の尺八奏者ジョン・海山・ネプチューンのお二人にそれぞれの持味を出したアレンジをお願い致しました。
そして海山・ネプチューンには尺八、直居さんにはギター、とそれぞれ演奏のメイン奏者として参加していただき、素晴らしいソ口を演奏していただきました。
ヴォーカルはポップスやロック歌手として長いキャリアを持つ実力派シンガー、ポーラ・デズモンドを迎え、東芝EMI の第1スタジオで5月11日から16日までの5日間にわたって録音を行ないました。
余談にはなりますが、S.53年の「デューク・工イセス 76/45」のDAMオリジナル録音いらい数多くのDAMオリジナル録音やDAM生録音会や多数のイベントなどで使用させていただき、DAM会員の皆様にもおなじみの、東芝EM I 第1スタジオも、新スタジオの建設が決定したとの事で、今回がDAMオリジナル録音としては最後の録音となりました。
録音は、ヴォーカル曲とティル・ゼア・ヲズ・ユーの4曲に関し、スチューダ-A800を使用し76cm/sec. 24チャンネルのアナログ録音がなされ、あとの2曲は三菱の32チャンネル、デジタル録音よりのアナログ・トランスファーとなっております。
ヴォーカルの入った3曲は、全体の音楽の流れと、演奏とヴォーカルの一体感を出す為に、同時録音をしましたので雰囲気の良いスムーズな仕上がりになったのではないかと思います。
カッテイングにあたっては1/2インチ・76cm/sec.のマスターテープそのものをA面は半分のスピードで力ッティングするハーフカッティングを採用する事が、音の点でヒヤリングの結果ベターであるとの判断からハ一フカッティングを行いました。B面はヒヤリングの結果今までと同じ力ッティングをしております。
A面がハ一フ力ッティング、B面がノーマル力ッティングと普通の市販盤では考えられない盤になりましたので、それぞれを良さを聴きくらべていただければと思います。
オーディオチェックのポイントとしては、ポーラ・デズモンドのヴォーカルの音域の広さと力強さ、高音の伸びの良さなどは、カートリッジのトレース能力やスピーカーの高域のチェックには最適ではないかと思います。
他の楽器としてはヴァイブラフォーンやラテン・パーカッション、ブラスやストリングスなどアコースティック楽器ならではの自然な響きと、滑らかでふくらみのある音、そして尺八と生ギターのデュオによる、立上がりや、弦の響きなど電子楽器ではえられない、アコースティック楽器独特の雰囲気をバランス良く再生出来るかなど多くのチェックポイントを持ったレコードに仕上がったのではないかと思います。
なお、今回のアルバム制作にあたって、東芝EMI (株) の多くのスタッフの方々と関係者の方々に多大な御協力をいただきましたことを厚くお礼申し上げます。
DAM推進委員会
*敬称は省略させていただきます。
*回転数の「33」は33 1/3回転の略です。