DOR0122 アンリ菅野 デジタル45

レコード番号&アルバム名

DOR0122 アンリ菅野 デジタル45

DOR0122 アンリ菅野 デジタル45
ジャケット表
ジャケット裏-DOR0122 アンリ菅野 デジタル45
ジャケット裏
DOR0122 アンリ菅野 デジタル45 帯表
DOR0122 アンリ菅野 デジタル45  帯裏
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歌詞は
割愛しています
発表年月
種類
回転数
音源
録音方式
頒布会
オーディオ
チェック
45
DAM
オリジナル録音
デジタル初24ch
プロデューサー
ディレクター
ミキサー
サウンド
オペレーター
カッティング
メンテナンス
小山正敏
菊地洋一郎
渡部喜久
オペレーター
中川幸衛
竹内昭五
伊藤 勲
企画
制作
制作・製造
制作協力
デザイン
技術解説
第一家庭電器
DAM
東芝EMI株式会社
コ・オペレーション
波多健二(カメラ)
板垣 驥
原 清介
曲目・演奏者

SIDE 1
SIDE 2
ON THE SUNNY SIDE OF THE STREET
(J.Mchugh-D.Fields)

LOVE FOR SALE
(C.Porter)

STARDUST
(H. Carmichael-M. Parish)

arr. NAT PIERCE    

HERE THERE AND EVERYWHERE
(P. McCartney -J. Lennon)

TAKEFIVE
(P.Desmond)

LOVE LETTERS
(V. Young-E.Heyman)

arr. JOHN ODDO


歌: アンリ菅野



岡本章生とゲイ・スターズ
岡本章生 Akio Okamoto
中込勝
(CONCERT MASTER)
Masoru Nakagome ALTO SAX
貫田重夫 Shigeo Nukita TENOR SAX
今野菊治 Kikuji Konno ALTO SAX
上里 稔 Minoru Uesato TENOR SAX
白子正夫 Masao Shirako BARITONE SAX
横山 均 Hitoshi Yokoyama TRUMPET
佐々木秀人 Hideto Sasaki TRUMPET
斉尾知一 Tomokazu Saio TRUMPET
向出 聡 Satoshi Mukaide TRUMPET
松原純夫 Sumio Mafsubara TROMBONE
永石郁夫 Ikuo Nagaishi TROMBONE
松林辰郎 Tatsuro Matsubayashi TROMBONE
小山政弘 Masahiro Koyoma BASS TROMBONE
阿野次男 Tsuguo Ano DRUMS
金子 純 Jun Kaneko BASS
木村博紀 Hiroki Kimura PIANO
岡田 準 Jun Okada GUITAR
納見義久 Yoshihisa Nohmi L.P.C.
幾見雅博 Mosahiro Ikumi G.G.
ベスト・アンサンブル 弦楽器

 録音場所
東芝EMI 第3スタジオ
バック レコーディング 1983.2.22〜25
アンリ ボーカル・レコーディング 1983.3.7〜10

トラックダウン
東芝EMI 第3スタジオ 1983.3.13〜15
 
今回導入された新技術・企画
カッティング・データ
 ・「マニアを追い越せ!大作戦」20回記念
  実力派アンリ菅野によるスタンダード・ジャズ・オリジナル録音
 ・SIDE1は、ナット・ピアースによるDAMのためのスペシャルアレンジ
 ・2面は新進気鋭のジョン・オドによるアレンジ。
 ・初のデジタル24チャンネル・マルチ・レコーディング
 ・クォーツロックDDモーターカッティングマシン
 ・レコードの偏芯を減らすためセンターホール径を小さい方に設定
 ・厚手・重量。フラットディスク
 ・プロユース材をもとに改良された
DAM45用・新レコード材を使用
 ・アンリ菅野の油絵を、裏ジャケットに採用。
 ・解説書の表・裏表紙 &レーベルもアンリ菅野のカラー写真印刷。
 ・アンリ菅野 永久保存版豪華仕様。
Digital Recorder : VTR SONY BVU2000
PCM Processer : SONY PCM-1610
DRIVE AMPLIFIER : NEUMANN SAL-74
CUTTING RACE : VMS-80
             Quartz Rock Motar
CUTTING HEAD : NEUMANN SX-74
Diamond Catting Stylus
Non Limitter Non Equalizer
1983.9.16
東芝EMI(株)赤坂#3ED
制作にあたって
(発表時、解説書記載のまま)
録音に立ち会って
東芝EMI 洋楽3部 菊地洋一郎
(発表時、解説書記載のまま)
日頃は第一家電をご愛顧項きまして誠にありがとうございます。皆様の御愛顧のおかげを持ちまして、「マニアを追い越せ大作戦」も20回目をむかえることが出来ました。
 
20回記念にふさわしいオリジナル録音として業界でもまだ珍しい、デジタル・24チャンネル・マルチ・レコーダーを使用し、現在人気・実力ともトップクラスのジャズシンガー、アンリ菅野のスタンダードジャズ集を製作いたしました。
 
アンリ菅野の魅力を十分に引出すため、アレンジャーもSIDE1はカウント・ベイシー楽団に在籍し数々の名アレンジを手がけている、ビッグバンドのアレンジャとしてアメリカでトップと言えるほどの名アレンジャー、ナット・ピアースがDAMのためにアレンジしたもので、ビッグバンドの迫力とアンリ菅野の声の伸びをうまくマッチさせた内容に仕上がりました。
 
SIDE2はウディ・ハーマン楽団の新進気鋭のアレンジャ、ジョン・オドで彼はSIDE2の3曲ともキーボードを担当し、熱演も聴かせてくれています。ジョン・オドのアレンジはフレッシュで、それぞれの楽器の個性をうまくいかした小編成でのアンリ菅野の魅力を引き出した、好アレンジを提供してくれました。(東芝EMI「スイート・メモリ」より3曲)そしてそれぞれの個性あふれる名アレンジをもりたてて、意欲溢れる演奏をしてくれたのは若さいっぱいのビッグバンド、岡本章生&ゲイ・スターズの皆さんです。はじめにふれましたとおり、今回は初のデジタル・マルチ・レコーディングと言う事で、今まで2チャンネル・デジタル・レコーディングは'78年に「PCMvsダイレクトカッティング」の初録音以後、毎回デジタル録音もしつづけてきましたが、24チャンネル・デジタル・マルチ・レコディングは東芝EMIとしても初仕事ということで、録音スタッフの皆さんも緊張と興奮のうちに、アンリ菅野も、岡本章生&ゲイ・スターズも、好アレンジにのりまくった演奏を無事に完了しました。
 
デジタル録音の特長である、S/N比の良い透明感のあるシャープなサウンドと、マルチ・レコーデイングならではの各楽器の迫力ある再生音を十分に楽しめる内容に仕上ったと思います。又20回記念ということで、表面のアンリ菅野の写真やうら面にはアンリ自身の絵など、ジャケットももりだくさんに仕上げました。レーベルや解説にもカラーのアンリ菅野の写真を使用し、トータル的にも魅力いっぱいのレコードに仕上ったと思います。
最後にこのレコードが会員の皆様の愛聴盤として末長くオーディオ・チェック用としてご使用いただければ幸いです。

DAM推進委員会

 

 

 

 

 

 

 

 

実力派女性ジャズ・ヴォーカルの新しき旗頭として進境著しいアンリ菅野は最近、歌手としてだけでなく、ラジオ番組のDJ やテレビの映画解説にと引っ張り凧の多彩で目覚しい活践を展開している。
  
そのアンリ菅野の通算6枚目アルバムに当る「スイート・メモリ」のレコーディングは今年の2月22 日から3 月19 日にかけて東芝EMI第3スタジオにおいてソニー社製24 チャンネル・デジタル・マルチ・レコーダー3324 を使用して行われたが、本レコードのS IDE 1 に収められた3 曲は、このレコーデイングと並行して行われたものである。
 
特にこの3曲は、カウント・ベイシー楽団に在籍し「ホワイト・ベイシー」という異名を持つ名アレンジャー&ピアニスト、ナット・ピアースがアレンジを担当したもので、市販されていないDAMだけのスペシャル・エディションなのである。又、SIDE 2 の3 曲は、ウディ・ハーマン楽団の新進気鋭のアレンジャー&ピアニスト、ジョン・オドのアレンジによるもので、ヒット・アルバム「スイート・メモリー」の中よりピックしたものである。
 
アンリとナット・ピアースは、前作のサンフランシスコ録音 アルバム「ラヴ・スケッチ」ですでに共演しているだけあって、ナットが誠に的を得たごきげんなビッグ・バンド・アレンジをアンリに提共している。又、新鋭のジョン・オドは、メインストリーム・ジャズからフュージョンまでの幅広いアレンジが出来るオールラウンドなアレンジャーで、アンリの新境地を創り出すのに大きな役割を果たしている。この二人のアレンジャー共に正に音の虫といったアーテイストで音楽が飯より好きといったタイプの人間なのである。特に若いジョン・オドはレコーディングの期間中は不眠不休でアレンジの手直しを行ったり、レコーデイングに関しでも斬新なアイデザアを数多く啓示してくれたのである。そのほとばしる情熱にレコーデイング・スタッフ一同は感服したのであった。
 
ジョンの好アレンジと相まって伴奏のメインを務めた岡本章生&ゲイ・スターズの若さ一杯の意欲溢れる好サポートが、アンリの情感溢れるスケールの大きな好唱を引き出したといっても過言ではないだろう。

今回は当社初のデジタル・マルチ・レコーデイングという事もあって録音スタッフ全員が緊張と興奮のうちにレコーデインクが進行したが、幸いにもレコーダーが非常に安定しており、アナログ・マルチ・レコーディングとほとんど変わりない、それでいてデジタル・レコーディング特有の粒立ちが良く木目の細いサウンドを収録出来たのはこの上なくラッキーであった。
この様に最高のスタップと最高のテクノロジによってレコーデイングされた高品質なサウンドを皆様に充分楽しんでい項きたいのと同時に、当社発売のアルバム「スイート・メモリー」も是非お聴き頂きたいと思う次第であります。

東芝EMI 洋楽3部 菊地洋一郎 

 

 

 

 

 

*敬称は省略させていただきます。
*回転数の「33」は33 1/3回転の略です。

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