DOR0132-3 ドヴォルザーク / 新世界 / ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
DOR0132-3 ドヴォルザーク / 新世界
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ジャケット表
ジャケット裏
帯
1.4MB
チェック
2枚組
原盤
Philharmonie ,Berlin
竹家鐵平
永井 靖
ドヴォルザーク : 交響曲第9番ホ短調作品95 「新世界より」
A. Dvorak Symphony No.9 in E minor Op.95 "From the New World"
SIDE1 第1 楽章（9'34")
1st Movement : Adagio-Allegro molto
SIDE2 第2 楽章(12'04")
2nd Movement : Largo-Un poco pi?mosso
SIDE 3 第3 楽章(8 ' 23")
3rd Movement : Scher..o(Molto vivace) & Trio 1 & 2
SIDE4 第4 楽章(10'56")
4th Movement : Finale (Allegro con fuoco)指揮 : へルベルト・フォン・カラヤン
cond. by Herbert von Karajan
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
Berlin Philharmonic Orchestr
・カラヤン来日記念盤 現在76才のカラヤンが、69才の円熟期の録音。
・カラヤンでは初の2枚組 DAM45。
・朝日試聴室、ステレオ、音楽之友 各推薦盤
・カラヤン初のDAM45-2枚組で全曲スーパー・アナログ・ディスク化
・厚手･重量･フラットディスク
・レコードの偏芯を減らすためセンターホールの径を小さい方に設定
・プロユース材をもとに改良されたDAM45用・新レコード材を使用
Drive Amplifier : NEUMANN SAL74
CUTTING RACE : VMS-80
Quartz Rock Moter
CUTTING HEAD : NEUMANN SX-74
NON LIMTTER , NON EQUALIZER
1984.9.28
東芝EMI（株）赤坂
（発表時、解説書記載のまま）
「マニアを追い越せ！！大作戦」 も前回の満10年を記念して、いよいよ１１年目を迎えることが出来ましたのも、 一顧にDAM 会員の皆様の御支援のおかげと心からお礼申しあげます。DAM 45 クラシック・シリーズも、今回で１９作目となりました。常に作品（曲）、演奏、録音、と三拍子揃ったものということで、世界に冠たる名盤の宝庫、EMI原盤の中から、あるいはDAM オリジナル録音として、発表させていただいてまいりました。
その中でもアーティストとして登場回数が断然多いのが、へルベルト・フォン・カラヤンで、既に6回（VIP逆進行レコード「ラヴェル/ボレロ」を入れると７回）を数えています。
これはカラヤンの録音の水準が高い上に難解さが無く、多くの聴衆にわかり易いため世界的に人気が高く、普段クラシック音楽をお聴きにならない方でも、「カラヤン」の名前は御存知なくらい有名です。DAM45 の制作ポリシィとして、クラシックの名曲を、巾広い多くの方にわかり易く、それでいて演奏の優れたものを提供したいということを選定の規準としております。
そうなると、世界の超一流指揮者力ラヤンと超一流オーケストラ、ベルリン・フィルは、イギリスEMI の看板アーティストであり、DAM45のビッグ・スター・アーテイストでもあるわけです。
DAM45 のカラヤンのバック・ナンバーの中でも、R.シュトラウスのサロメ、ヴェルディのアイーダ、シベリウスのフィンランディア等は、カラヤンのおびただしいレコーディングの中でも、彼を代表する名演として知られ、かつ同曲のベスト・ワンの折紙つきの名盤として評価が高いものです。
ところで、DAM45は、マスター・テープの素晴らしさを会員の皆様にお伝えしたいということから、リミッターやイコライザーを使用せず、ストレートにハイ・レベルで45回転カッティングをしているため、レコード１枚での収録時間が25〜30分と短くなってしまい、クラシックの大曲を収録するためにはどうしても２枚組となってしまいます。過去、「ケンぺ / アルプス交響曲」、「ロストロポーヴィッチ / シェエラザード」、「ボールト / 惑星」、「ミュンシユ / 幻想交響曲」、「宮沢明守 / 乙女の祈り」と５ 種類の2 枚組DAM45があり、いずれも御好評をいただいているものばかりですが、カラヤンの２枚組は実現しておりませんでした。
しかし今回「マ二アを追い越せ！！大作戦」11年目と、カラヤン〜ベルリン・フィルの来日を記念して、ドボルザークの新世界交響曲を、２枚組 DAM45として企画いたしました。
この一年間、世界中の話題となったカラヤン〜ベルリン・フィルの騒動もなんとか収まり、この１０月懸念された来日公演も実現しております。
この新世界交響曲は、カラヤン69才の録音で、極めて気力の充実していた頃のものです。
カラヤンはベルリン・フィルとこの新世界交響曲を過去４回録音していますが、いずれも名盤の誉れの高いもので、その純音楽的でかつ親しみ易い演奏は、世界中で多くのファンの愛聴盤となって、おびただしい枚数が発売されています。
新世界交響曲は、クラシックの名曲中、現在、最も人気の高い曲となっていて、その第二楽章はいわゆる「家路」 という名前で単独に演奏されたり、歌詞がついて広く歌われているので御存知の方も大変多いのではないでしょうか。
市販盤（EAC-81002）は A面に第１楽章〜第３楽章の約30分、B面に第４楽章と、スメタナのモルダウ（この曲は、すでにDAM45/DOR0031 としてフィンランデイアとカップリングして発表しています。）とあわせて約24分という長時間なので、詰め込みカッティングとなってしまい、音質については、不利になっているようです。
そこで、DAM45では、各楽章にそれぞれ１面をあて、各面とも8分から12分という、余裕たっぷりな、ハイレベル・カッティングをいたしました。勿論、イコライザーやリミッターも使用しておりません。
もともとこの新世界交響曲は、カラヤンの録音の中で、トップランクの優秀録音ではありませんが、そのマスター・テープは、リアルで、ダイナミックレンジの広いエネルギッシュなサウンドが特長となっています。第２楽章で活躍するイングリッシユ・ホルンや木管群の豊かで美しい響き、ホルンをはじめ力強い金管群、量感ある弦楽器群等、カラヤンの指揮のもとに一糸乱れぬ素晴しいアンサンブルをくり広げる、ベルリン・フィルのダイナミックな演奏をお楽しみ下さい。
なお、低域特性の良い装置で再生された場合、30Hz付近に、録音時の空調ノイズと思われる低域ゴロが一部にありますが、悪しからず御了承ください。
なお、本アルバム作成にあたり、東芝EMI（株）をはじめ、関係各位に多大な御協力をいただいたことを厚くお礼申し上げます。
今後もDAMといたしましては、アナログ、デジタルを問わず、より良い音楽ソフトを開発し、会員の皆様に少しでもお役にたてるよう、更に一層の努力をする所存ですので、今後とも皆様のご支援のほど、よろしくお願い申しあげます。DAM推進委員会
＊敬称は省略させていただきます。
＊回転数の「33」は33 1/3回転の略です。
