DOR0162-4 フルトヴェングラー / バイロイトの第九 &ウィーンフィルの 第5: Super Analogue Disk DAM45

レコード番号&アルバム名


DOR0162-4 フルトヴェングラー / バイロイトの第九:Super Analogue Disk DAM45/33
ベートーヴェン 交響曲第9番&5番*

ウイルヘルム・フルトヴェングラー指揮 バイロイト祝祭合唱団&管弦楽団
エリーザベト・シュヴァルツコップ (ソプラノ)、エリーザベト・へンゲン (アルト)
ハンス・ホップ (テノール)、オットー・エーデルマン (バス)


*ウィーン・フイルハーモニー管弦楽団(第5番)

ジャケット表-DOR0162-4 フルトヴェングラー / バイロイトの第九  Super Analogue Disk DAM45/33
カートンBOX 表
ジャケット写真裏-DOR0162-4 フルトヴェングラー / バイロイトの第九  Super Analogue Disk DAM45/33
カートンBOX 裏と帯裏
帯表-DOR0162-4 フルトヴェングラー / バイロイトの第九  Super Analogue Disk DAM45/33
帯表

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訳詞は
割愛しています。
発表年月
種類
回転数
音源
録音方式
録音日
頒布会
同時発表CD
VIP
45/33
3枚組
EMI
原盤
モノーラル
アナログ録音
1951.7.29
Bayreuth Festspielhaus

*2.28-3.1
Wien Musikvereinsaal
プロデューサー
ディレクター
Balance Engineer
サウンド
エンジニア
カッティング
備考
Walter Legge
*Lawrance Collingwood
Unknown
*Francis Dilnutt
原 清介
竹内昭五
企画
制作
製造
制作協力
デザイン
技術解説
第一家庭電器株式会社
東芝EMI株式会社
株式会社
サンデュエット
(株)グラバー企画
原 清介
曲目・演奏者
 
WILHELM FURTWÄNGLER
BEETHOVEN SYMPHONIES No. 9 & No. 5
BAYREUTH FESTVAL ORCHESTRA / VIENNA PHILHARMONIC ORCHESTRA




ベートーヴェン/交響曲 第9番 二短調、作品125 "合唱"
・第1楽章 (19'03")  SIDE 1
・第2楽章 (11'56")  SIDE2
・第3楽章 (19'35")  SIDE3
・第4楽章 (前半14'51) SIDE4
       (後半10'16")SIDE5
 

ウイルヘルム・フルトヴェングラー:指揮
バイロイト祝祭管弦楽団&合唱団

エリーザベト・シュヴァルツコップ (ソプラノ)、エリーザベト・へンゲン (アルト)
ハンス・ホップ (テノール)、オットー・エーデルマン (バス)

Recorded 29th July, 1951 , Bayreuth Festspielhaus
Producer : Walter Legge
Balance Engineer : Unknown

ベートーヴェン/交響曲 第5番 ハ短調、作品67、"運命"
以下SIDE6(33回転)
・第1楽章(8'33")
・第2楽章(11'l8")
・第3 〜第4楽章(15'46")

ウィルヘルム・フル卜ヴェングラー:指揮
ウィーン・フィルハーモ二一管弦楽団

Producer : Lawrance Collingwood
Balance Engineer : Francis Dilnutt


今回導入された新技術・企画
カッティング・データ
 ・EMIの歴史に残る「フルトヴェングラー/バイロイトの第九」を、DAM
  では初めてのモノーラル・アナログ・マスター・テープに忠実に3枚組
  スーパー・アナログディスク化。(第九-5面 45回転:第5-1面 33回転)
 
 ・VIP「ロマンス/徳永二男」でのガラス原盤で採用したアナログレコード
  製造技術の最高点に達したノウハウを投入。
(ガラス原盤、200gを除く)
 
 
・東芝EMI および DAM、最後の45回転・ 厚手・重量・フラットディスク。
 
・日本国内初出ジャケットデザインのVIP-豪華カートン入り永久保存盤。
 ・東芝EMI(株)御殿場工場・アナログレコード最後の出荷となった。
Tape Recorder : STUDER A-80
Master Tape:Analogue Tapes (Mono)
(1/4 inch, 38cm/sec.)
Drive Amplifier :
NEUMANN SAL74B
CUTTING RACE : NEUMANN VMS-80
Quartz Rock Moter
Diamond Cutting Stylus
CUTTING HEAD : NEUMANN SX-74
NON LIMTTER , NON EQUALIZER
1987.9.3
Toshiba-EMI Studio TERRA, Cutting Room

制作にあたって
(発表時、解説書記載のまま)
VIP メイト会員の皆様、この度は会員の御継続をしていただき、誠にありがとうございます。

V I P45も今回で第11作目となりましたが、最近、国内では新譜LPの発売がめっきり少なくなり、特にクラシック・ジャンルでは、殆んど数える程となってまいりました。

ところが、アナログ・ディスク発売の減少とともに、アナログ・ディスク の良さを再評価し懐しむ声が増えているのも又事実です。

DAMは、過去多くのDAMオリジナル録音で、デジタルとアナログの両方式の録音を同時に実施してきた体験から、トータル的な音の良さとその音楽再現性は、現在でも、まだアナログ録音がデジタル録音に比べ、優れている点が多いと考えています。

その優れたアナログ録音を皆様にお届けするパッケージ・ソフトとして、2トラック38cm/sec. のオープン・リール・テープが望ましいのですが、オープン・デッキの普及率とか、ソフトの製造コスト等に問題があり、現実的ではないため、「45回転アナログ・レコード」でアナログ・マスター・テープに出来るだけ忠実にするべく、東芝EMI (株)のご協力を得て、数々の改良を加えてまいりました。

例えば、プレスに関して、マスター・プレス、DAM用高品質材の使用、厚手・重量・フラット・ディスク(160g〜220g) 、カッテイングについては、45回転ハイレベル・ストレート・カッテインク (ノン・イコライザ一、ノン・リミッター)、ダイヤモンド・スタイラス使用、クォーツ・ロック・モーター、シングル・ピッチ、ガラス原盤、ダイレクト・カッテイング、逆進行レコード等々、その他、メッキ、プレス工程においても数々のノウハウを他社に先がけて投入していただき、現在に至っております。これらは、東芝EMI (株)、同御殿場工場、及び関係スタッフの熱意と、採算と製造効率を度外視した絶大なご協力に支えられて実現したものです。

ところで、東芝EMI のクラシックの最大のアーテイストといえば、何といっても、ウィルへルム・フルトヴェングラーであり1955年、東京芝浦電気 (当時)がレコード事業を開始して、最初に発売したのが、フルトヴェングラ〜ウィン・フィルのベートーヴェンの交響曲第5番 (本アルバムの第6面に収録)です。

又、CDプレーヤーが発売され、しばらくは売行が低迷しましたが、フルトヴェングラーがやっとCD化されて、全国のクラシック・ファンの多くが、CD プレーヤーの購入に踏み切ったという逸話もあるくらいです。それほど、クラシック・ファンには、フルトヴェングラ一好きが多く、フルトヴェングラ一死後35年近く経た今でも、そのライヴ録音が掘り起こされ、新譜として発売されるという特異的な人気があります。

その、夥しい録音の中でも、1951年、第二次世界大戦後、初のバイ口イト音楽祭で演奏されたベートーヴェンの第9交響曲のライヴ録音はフルトヴェングラーのディスコ・グラフィーの中で、屈指のものであるばかりでなく、SP からCD 迄、数ある、"第9" の演奏中、ベストワンの評価と人気を得ている名盤中の名盤といえます。この1月にも、東芝EMI より、ゴールドCD (CE43-5509)として再発売されたばかりですが、このバイロイトの "第9" は、アナログでこそ、その真価がお伝えできるのではないかと考え、DAMとしては初のモノーラル・VIPレコードを企画いたしました。

レコード化にあたっては最近、各社が行なっているデジタル・リマスターからの復刻ではなく、本来のアナログ・マスターを使用し、又CD化の際にはカッ卜されてしまった、冒頭の拍手、足音、声等も、国内初発売時のオリジナル・レコード同様、収録しています。
ただ長期間保管されていたマスター・テープの第4楽章と他楽章の間に音色的なバラツキがありましたが、イコライザーやリミッタ等を使用して積極的に音色を揃えることは、かえって失うものも多いとの判断で、あえて行っておりません。又、45回転のため第4楽章が2面にまたがってしまったことと、マスターテープに起因する、一部お聴き苦しい点は、悪しからず、御了承ください。

再生にあたっては、モノーラル・カートリッジを使用された方が、音質的に好ましいのですが、最新ステレオ・カートリッジの方が、歪やビリッキの点で、有利でしょう。

モノラル・アナログ・マスターに残された、迫真のライヴ、バイロイ卜の "第9" が、スーパー・アナログ・ディスクにより、35年の歳月を越えて、皆様に素晴しい感動をお届けできることと思います。

本年、バイロイト・オペラがオーケストラ、合唱団とともに初来日する予定ですが、その記念すべき年に、この人類の至宝ともいうべき "第9" と、フルトヴェングラー最晩年の1954年、ウィーン・フィルとのスタジオ録音による第5番 (こちらは、33 1/3回転です) をセットして、オリジナル・デザイン・豪華カ一トンボックス入3枚組アルバムとして会員の皆様にお贈りさせていただきました。今後この演奏が、アナログ・ディスクとして発売されることは、恐らく無いと思われますので、真に最後の永久保存盤として、座右に置いていただければ幸いです。

なお、アルバム制作にあたり、東芝EMI (株)ならびに関係各位に多大なご協力をいただきましたことを厚くお礼申し上げます。

今後もDAM といたしましては、最高水準のソフトを開発し、会員の皆様に少しでもお役にたつよう、更に一層の努力をする所存ですので、今後とも皆様のご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

DAM推進委員会

*敬称は省略させていただきます。
*回転数の「33」は33 1/3回転の略です。

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