DOR-0093 カラヤン / ヴェルディ歌劇アイーダ 凱旋の場 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場管弦楽団
レコード番号&アルバム名DOR-0093 カラヤン / ヴェルディ歌劇アイーダ 凱旋の場
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団
ジャケット表
ジャケット裏
帯
帯裏
発表年月 種類 回転数 音源 録音方式 録音日 頒布会 同時発表CD オーディオ・チェック 45 EMI
原盤 アナログ 1979.5.7-10,14~17
Musikvereinssaal Vienna ー プロデューサー ディレクター Balance Engineer 技術 カッティング 備考 Michel Glotz Wolfgang GüLich 原 清介
岡崎好雄 企画 制作 製造 協力 デザイン 技術解説 DAM 東芝EMI株式会社 東芝EMI (株)デザイン室
竹家鐵平
永井 靖 曲目・演奏者
ヴェルディ:歌劇「アイーダ」凱旋の場(2幕2場)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団
ミレルラ・フレーニ/ホセ・カレーラス/アグネス・バルツァ/
ピエロ・カップッチルリ/ヨセ・ファンダム 他1面 +2面 : 約26分
今回導入された新技術・企画 カッティング・データ・カラヤン〜ウィーンフィルの極めつけ名盤です。
・ヤマハ製12本のアイーダ・トランペットはオーディオ的にも聴き所!
・厚手・重量・フラットディスク
・レコードの偏芯を減らすためセンターホールの径を小さい方に設定
・プロユース材をもとに改良されたDAM45用・新レコード材を使用
TapeRecoder : Neumann MT-75
DRIVE AMPLIFIER : NEUMANN SAL-74
CUTTING RACE : VMS-70
Quartz Rock Moter
CUTTING HEAD : NEUMANN SX-74
Non Limitter ,Non Equalizer
1981.4.27
東芝EMI(株)御殿場工場 制作にあたって
(発表時、解説書記載のまま)
「マニアを追い越せ大作戦」第15回記念として、今回は、カラヤンの「アイーダJ という最新の超大作の登場です。
カラヤンの「アイーダ」全曲盤は、昨年、東芝EMIから発売されて以来、オペラ全曲盤としては、考えられないほどの売れ行きで、大変な話題となっています。また、昨年度のアカデミー・オペラ部門賞をとり、その人気は更に上昇中の名盤です。
このところ、カラヤンは、サロメ(昭和53年度)、ドン・カルロ(昭和54年度) そしてアイーダ(昭和55年度)と、アカデミー・オペラ部門の栄冠を3年連続独占しておりますが、これは、オペラに対するカラヤンの自信と実カの当然の結果といえましょう。ところで、ヴェルディ作曲のこの「アイーダ」というオペラは、ビゼ一作曲の「カルメンJ 等と並んで非常に有名でかつ親しみ易いオペラです。普段、オペラを全く聴かない方でも、「アイーダ」の凱旋行進曲は、大てい一度や二度、耳にされていることと思います。
そこで今回は、全曲2時間30分の中から、この有名な凱旋行進曲を含む、「アイーダ」全曲の中でも、最もスベクタクルで、面白い2幕2場(市販レコードでは第3面にあたる) 26分を抜粋いたしました.
DAM45制作にあたっては、国内市販盤、ドイツ・エレクトローラ盤、イギリスEMI 盤を、マスター・テープと比較試聴した結果、マスター・テープにできるだけ忠実にするため、カッティング時にイコライザ等を一切使用しておりません。
市販盤は、26分を33回転で半面にカッティングしでありますが、DAMでは、45回転で両面にゆったりとハイ・レベルでカッティングしたわけです。その結果、素晴しいダイナミック・レンジ、歪みの少ないワイドレンジで、クリアーなサウンドを得ることが出来ました。
特にヤマハ製の12本のアイーダ・トランペットの輝かしく冴え渡った響きは印象的です。全てがオーディオ・チェック・ポイントともいえるこの曲、独唱の美しい声は勿論、合唱団の迫力ある響き、オーケストラの重低音、金管群の咆哮、ウィーン・フィルのしなやかな弦楽器群、そしてオペラ独特の臨場感と定位、等、数えあげればきりがありません。
DAM45のクラシック・シリーズは、毎回御好評をいただいておりますが、今回の「アイーダ」は、曲、演奏、録音、製盤と四拍子揃った、第15回記念ならではの、DAM 自信作と自負している次第です。
是非、心ゆくまで、「アイーダ」の壮大な世界をお楽しみください。
又、このDAM45 をお聴きになって、抜粋盤ゆえの物足りなさをお感じになった方は、市販盤(EAC-77335〜37) をあわせてお聴きになることをお薦めいたします。DAM といたしましても更に今後、会員の皆様に満足していただけるソフトの開発に努力いたしますので、よろしくご支援のほど、お願い申し上げます。
なお、今回のレコードの実現にあたり、発売後間もない人気盤を、DAM15回記念盤としての使用を心よくOK していただいた東芝EMI(株)、英EMI本社、並びに制作にご協力いただいた関係各位に心からお礼申し上げます。DAM推進委員会
*敬称は省略させていただきます。
*回転数の「33」は33 1/3回転の略です。