DOR0100 剣の舞 /デジタル45クラウス・ヴィーゼ指揮 ライプツィヒ放送吹奏楽団
レコード番号&アルバム名DOR0100 剣の舞 /デジタル45
クラウス・ヴィーゼ指揮 ライプツィヒ放送吹奏楽団
ジャケット表
ジャケット裏 帯表 帯裏
発表年月 種類 回転数 音源 録音方式 頒布会 オーディオ・チェック 45 DAM
オリジナル
録音 PCMデジタル
アナログ
76cm/sec
プロデューサー ディレクター ミキサー 技術 カッティング メンテナンス 小山正敏
中田基彦 池田 彰 原 清介
出口敏彦 竹内昭五 伊藤 勲
金子秀作 企画 制作 製造 制作協力 デザイン 技術解説 第一家庭電器
DAM 東芝EMI株式会社 ジャパン・アーツ 堀田正實・林 喜代種(カメラ)
東芝EMI(株)デザイン室 池田 彰
原 清介 曲目・演奏者
SIDE 1 デジタル録音 SIDE 2 アナログ録音 1. 剣の舞
Khachaturian:Sabre dance 2'22"
2. 道化師よりギャロップ
Kabalevsky:Gallop-The comedians 1'34"
3. ムシデン(別れ)
Groeling:Muss i denn 1'03"
4. 口笛天国
Greenaway-Cooke:Ein Musikant zieht durch das Land 2'23"
5. 陽気な若者
Stilp:Fidele Gesellen 2'50"
6. 赤とんぼ
Kosaku Yamada:Aka-Tombo 3'05" 1.DAMのファンファーレ
C.Reichelt:Die Fanfare Von DAM 0'33"
2.軽騎兵序曲
Suppe:Light cavalry overture 6'32"
3.ラデツキー行進曲
J.Strauss:Radetzky March 2'11"
4.ハイデックスブルグ万歳
Herzer:Hoch Heidecksburg 3'55"
5.ワシントン・ポスト
Sousa:The Washington Post March 2'14"
■ クラウス・ヴィーゼ指揮
ライプツィヒ放送吹奏楽団
石橋メモリアルホール(東京上野)
1981.8.27 ホールでのセッション録音
今回導入された新技術・企画 カッティング・データ・ライプツィヒ放送吹奏楽団 初来日・初録音
・デジタル&アナログ76cm/sec ワン・ポイント録音
・DAMのファンファール 作曲・世界初演・録音
・PCMデジタルとアナログ76cm/sec カッティング
・クォーツロックDDモーターカッティングマシン
・レコードの偏芯を減らすためセンターホール径を小さい方に設定
・厚手・重量・フラットディスク
・プロユース材をもとに改良されたDAM45用・新レコード材を使用
・DOR100番目記念 解説書表紙カラー化 TapeRecorder : Studer A80
DRIVE AMPLIFIER : NEUMANN SAL-74
CUTTING RACE : VMS-80
Quartz Rock Motar
CUTTING HEAD : NEUMANN SX-74
Diamond Catting Stylus
Non Limitter , Non Equalizer
1981.9.10
東芝EMI #3ED 制作にあたって
(発表時、解説書記載のまま)
日頃は、第一家庭電器を御愛顧いただきまして、誠にありがとうございます。
昭和50年11月にDOR−0001「プロフェッショナル・ヒアリング・テストレコード」を発表して以来、6年、今回は、100番目のアルバムをお届けすることができるようになりました。
これも偏に、会員の皆様の御支援の賜と深くお礼申し上げます。
さて、この記念すべきアルバムに、去る8月に初来日した、DOR(ドイツ民主共和国)国立ライプツィヒ放送吹奏楽団を、日本初録音するという栄誉を担うことができました。
ライプツィヒ放送吹奏楽団は、ドイツの吹奏楽の伝統を、受けつぎ、その演奏水準の高さは、ヨーロッパでも、日本でもお馴じみのフランスのギャルド・レビュブリケーヌ吹奏楽団と1、2を争うといわれているそうです。
このところ、日本でも吹奏楽を愛好する人達が増え、小学生から既にブラスに親しんでいるようです。
そこで、今回は、誰でも知っている楽しい音楽を、吹奏楽で演奏してもらうべく、DDRで発売されている、ライプツィヒ放送吹奏楽団の何枚かのレコードと、来日公演のプログラムを中心に、来日以前にDAMの希望曲を伝えました。
8月14日、来日したその夜、早速、指揮者のクラウス・ビーゼ氏や吹奏楽団の責任者の方々とレコーディングの打合せをしたのですが、その際、「自分達の全てを聴いた上で、選曲して欲しい」という、レコーディングに賭ける真剣さと、ドイツ人気質に、さすが本場のプロ根性と感心させられた次第です。
そんなわけで、8月16日、超満員の岡崎市民会館で、来日初公演を聴き、翌日、東芝EMI 第1スタジオで、その他のレパートリーを演奏してもらい、レコーディングの曲を決定いたしました。
なお、ファンファーレについては、特にDAMのために新たに作曲をしていただいて、このアルバムに花を添えております。
レコーディングにあたっては、ヨーロッパの吹奏楽の響きを生かすため、前回と同じ、石橋メモリアル・ホールを使用し、又、今話題のデジタル録音を中心に、アナログ録音も同時に行うということに決定。
8月27日、レコーディング当日は、午後1時より、演奏がスタートしたのですが、13曲強というかなりハードな収録スケジュールの上に、言葉も習慣も異なるという厳しい条件の中で、ライプツィヒ放送吹奏楽団と、レコーディング・スタッフの熱意と協力で、午後9時には、ほぼパーフェクトにレコーディングをすることができました。
全ての曲が、デジタルとアナログ(76/8チャンネル)で同時に録音されたわけですが、2つの方式には微妙に音の差異があるので、それぞれの曲について、よりふさわしいと思われる方式で、1面はデジタル、2面はアナログにふりわけてあります。
1面の「剣の舞」「ギャロップ」に代表されるデジタル録音の驚くほどシャープな立上り、テープ、ヒスの無い透明でクリアーかつ広大なDレンジ。
2面アナログ録音の、ふくよかで暖かみのある心地良いサウンドは、デジタル、アナログそれぞれの録音方式の特徴をはっきりと表しているようで、大変興味深いものといえましょう。
来たるべき、デジタル時代に先がけてDAMの贈る、デジタルVSアナログの第3弾を、じっくりとお楽しみください。
なお、本アルバム制作にあたり、DDR音楽公団輸出部長カール博士、ベルリン放送局チーフ・ディレクターのレーマン氏、指揮者のクラウス・ビーゼ氏、並びに ライプツィヒ放送吹奏楽団の皆様、招聘元のジャパン・アーツ、東芝EMI(株)他関係各位に多大な御協力をいただいたことを、ここに厚くお礼申し上げます。
最後に、本アルバムが会員の皆様の愛聴盤として末長くご利用いただければ幸いです。
DAMといたしましても、更に皆様に満足していただけるようなソフトの開発に鋭意努力いたしますので、今度とも、かわらぬ御支援御愛顧のほど、お願い申し上げます。DAM推進委員会
*敬称は省略させていただきます。
*回転数の「33」は33 1/3回転の略です。