DOR-0118ベートーヴェン 合唱 / ヨッフム 交響曲第九番 第4楽章 ヨッフム指揮ロンドン交響楽団/ロンドン・シンフォニー合唱団 キリ・テ・カナワ(ソプラノ)

レコード番号&アルバム名

DOR0118 ベートーヴェン 合唱 / ヨッフム 交響曲第九番 第4楽章
ヨッフム指揮 ロンドン交響楽団/ロンドン・シンフォニー合唱団
キリ・テ・カナワ(ソプラノ)/ユリア・ハマリ(アルト)
ステュアート・バロウズ(テノール)/ロバート・ホル(バス)

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歌詞は
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発表年月
種類
回転数
音源
録音方式
録音日
頒布会
同時発表CD
オーディオ
チェック
45
EMI
原盤
アナログ録音
1978.2.27-28
1978.3.1
プロデューサー
ディレクター
Balance Engineer
技術
カッティング
備考
Christopher Bishop
Christopher Parker
原 清介(サウンドエンジニア)
岡崎好雄
山岸浩司
企画
制作
製造
協力
デザイン
技術解説
DAM
東芝EMI株式会社
Front Cover Photo
WERNER NEUMEISTER
東芝EMI デザイン室
竹家鐵平
原 清介
曲目・演奏者
 
ベートーヴェン 交響曲 第九番 ニ短調 作品125  
「合唱」第4楽章

オイゲン・ヨッフム 指揮 ロンドン交響楽団 / ロンドン・シンフォニー合唱団
キリ・テ・カナワ(ソプラノ)/ユリア・ハマリ(アルト)
ステュアート・バロウズ(テノール)/ロバート・ホル(バス)


今回導入された新技術・企画
カッティング・データ
 ・この9月来日のヨッフム〜ロンドンS.O.によるアナログ録音の第9
 ・厚手・重量・フラットディスク
 ・レコードの偏芯を減らすためセンターホールの径を小さい方に設定
 ・プロユース材をもとに改良された
DAM45用・新レコード材を使用
 
Tape Recorder : Studer A-80
CUTTING RACE : VMS-70
Quartz Rock Moter
CUTTING HEAD : NEUMANN SX-74
Diamond Stylus
1982.10.1
東芝EMI(株)御殿場
制作にあたって
(発表時、解説書記載のまま)
過去、DAMでは、このオーディオ・チェックレコード、「DAM45」を通じて、アナログディスクの可能性を最大限に追求し、会員の皆様にその成果をお届けしてまいりました。

ごの秋、いよいよ話題のコンパクトディスク (以下CD と略します。) が発売され、デジタル・オーデイオの話しで持ちきりになっていて、会員の皆様の中には、「アナログは、デジタルより音が悪いのだろうか? 」 と心配されている方もいらっしゃるのではないかと思います。
確かに、デジタル録音ならびにCD は、共に画期的な技術であり、今後の進歩が大いに期待できることは、間違いないことでしょう。

しかし、デジタル録音やCDが、アナログ録音、アナログ・レコードに比べて、はるかに優れているというような、話しがあるようですが、これは事実なのでしょうか。
DAM では、53年に、はじめてデジタル録音に着手(「サマータイムPCM vs ダイレク卜」) して以来、度々、デジタル録音にチャレンジして、都度アナログ録音と比較テストをしたり、CDについても、今回各社のソフトを多数試聴いたしました。

その結果は、その総合的な音として、デジタル並びにCDは、従来のアナログ録音、アナログ・レコードに比べて、現段階では、一概に優れているとはいえないのが現実のようです。勿輪、オリジナルがデジタル録音のものについては、そのアナログ化レコードと、CDを比較すれば、原則的にCDの方が良いのは当然でしょう。

しかし、オリジナルがアナログ録音の優秀録音レコードと、今回発売されたCDを比較してみると、トータル・サウンドにおいて、まだまだCDには物足りなさを感じるのは事実です。これはCDの問題というより、100年の歴史をもつアナログ録音と、スター卜したばかりのデジタル録音との基本的な差ともいうべきもので、今後デジタル録音の技術が進歩していけば、自ずと改善されていくものと思われます。

特にボー力ルについては、デジタルのマルチ録音がまだ難かしい、という点と、デジタルでは、声のやわらかさが何故か出にくいという2点で、アナログの方が有利です。今回のもう一枚のDAM45 「伊藤咲子・中原めいこ76/45」もその理由からアナログ録音といたしました。
(また今回発売されたCDの中で、ボー力ルは、アナログ録音をCD化したものが大半で、その音について疑問が残りました。)

過去のDAM45 は、録音方式にとらわれることなく、その音楽にふさわしい音の良いものを結果的に選んでお届けしてまいりましたが、今後もそのポリシィを守っていきたいと思います。

そこで今回は、アナログ録音のベートーヴェンの「第9」 の登場です。ベー卜ーヴェンはDAM45 としてはじめてですが、年末ということで、大作「第9」を取り上げた次第です。
演奏は、この9月5度目の来日をした、ドイツの名指揮者、オイゲン・ヨッフムと、ロンドン交響楽団、更にソリストは、ソプラノのキリ・テ・カナワ 他 3人と、ロンドン・シンフォニ一合唱団という大編成です。

モノーラルのフルトヴェングラ一〜バイロイ卜祝祭管弦楽団の極めつけの名盤をはじめとして、おびただしい種類の「第9」が発売されていますが、このヨッフム盤は、ステレオ盤の中では、極めてオーソドックスでバランスのとれた名盤として評価されています。
ただ残念なことに、この第9交響曲 全曲をDAM45 にすると3 枚組となってしまうため、今回はその最も有名な第4 楽章のみを両面に、ゆったりと、カッティングいたしました。収録できなかった第1楽章から第3楽章については、東芝EMI からEAC-81034~35 ( 第9と第8の2曲が入っています) で市販されていますので、あわせてお聴きいた
だければ幸いです。

ところでこの「第9」 は、特に第4楽章に、大合唱団とソリスト、そしてフィナーレにシンパルとトライアングルと大太鼓が加わる上に時間が25〜30分もあるということで、ただでさえ録音が難かしいことに加え、片面に長時間カッティングするため、レコードの音は一般的に聴きばえのしない例が多いようです。
そんなわけで、このヨッフムの「第9」 につきましても、その音質については、過去のDAM45の中で、トップを争う録音というわけにはいきませんが、こと「第9」 の第4楽章としては、両面に余裕のあるカツティングと、DAM45のノウハウで、秀れたものとなっています。特に、今回は、オーディオ・チェックというより名曲を良い音で楽しんでいただくことを主眼としていますが、多彩な編成なので、装置によって(特にカートリッジ)はかなりの差が聴きわけられることと思いますのでお試しください。

DAM といたしましては、ハードは勿論、ソフトについても最新の情報と最新・最高の技術を駆使したソフトの提供に努力をいたしますので、今後とも会員の皆様の御支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
なお、レコード化にあたり、東芝EMI(株)をはじめ、御協力をいただいた関係各位に心からお礼申し上げます。

DAM推進員会

*敬称は省略させていただきます。
*回転数の「33」は33 1/3回転の略です。

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